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同人(R15)情報と好きな音楽紹介と雑記。
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2017/12/23
18:48:54
外法蜘蛛
夜もとっぷりと更けたころ、年の頃中年ほどの旅の女が荒れた山道を歩いていた。どうも迷ってしまったらしい。疲れから、女の足腰は限界に近付いていた。そんな時。月影に浮かび上がる一軒の朽ちかけた古寺が姿を現した。そこから出てきたのは、やつれた顔の若い僧侶だった。
「疲れたろう、泊まって行きなさい」促されるがまま、女は八畳の一間に案内され、布団を敷かれた。女はどうも、若い僧侶の風体にただならぬものを感じて、震えながら眠りについた。季節は秋、先ほどまでしとしとと雨が降っていたが、今は止み、しかし隙間から染み入る風はひやりと女の頬を撫でる。
耳元で生臭い息とともに囁くその声は、まさしくあの精悍な若い男の声だった。怪物が八本の脚を蠢かし、大顎を開閉させるたびに、寺の柱や梁、板敷きがぎい…ぎい…と鳴っていた。
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2016/10/24
18:17:47
mukuro

2011/07/14
11:57:26
今宵はちょうど朔のとき
楚々と俯く白無垢の
やわな首筋、細い顎、青み差したる唇の
いまだ染まらぬ雪の肌
瞳ばかりはギラギラと凍てつくようなそのお貌


「そうよ」
「あなたの体に恋をした」
「わたしの白猫、拾ってくだすったの」
「その腕に抱いて」
「ありがとう」
「働き者の腕ね」
「くださいな」
「引き換えの品は ここに」


交わす杯
朱色を映す永久の水
懐刀は抜き身の爪よ
清純染める滴りは
甘い甘い、猛るがごとき血汐でございました

14:24:01
私はある女性を愛していました。
濡れたような光沢を放つ灰色の肢体、ギラリと光る銀色の瞳、裂けるように弧を描く真っ赤な唇の奥から覗く牙、艶やかな青灰色の爪。
動きは、そう、とても遅く、緩やかでした。
美しくも鈍くさいその女性にただならぬ想いを抱きました。
毎日毎日お風呂につからせ体を清潔に保ち、美味しいものを食べさせ、黒い毛皮の上に横たわらせ、それはそれは、大切にしました。
しかし、あるとき、彼女は驚くほどの素早さで、私を食いちぎってしまったのです。
あぁ、しあわせだ…

そうして、私はあたたかいものが溢れだす体をそっと横たえ、ゆっくりと目を瞑ったのです。




ある朝、メスのクロコダイルを一匹飼っていた裕福な男性が謎の死を遂げたという。

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